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瀬尾まいこ著『天国はまだ遠く』が映画化される。
主演は加藤ローサちゃん。 主人公のOL千鶴が、 すべてを棄てて自殺をしようと訪れた町で、 そこにあった旅館「たむら」に泊まり、 そこでの優しい時間の中で、 自分の生きる場所を見つけていくお話だ。 その「たむら」の主を、 チュートリアルの徳井さんが演じるらしい。 微妙だ。 二人とも。 この二人の役はとても難しい。 他にはほとんど登場人物がいないからだ。 そして、千鶴は自殺しようという意志を持ちつつも、 さまざまなものにふれながら、心洗われて、 生きる意志を持っていくという変化があるし、 田村さんは、何もかもを知りながら、 ひそかに見守るという、 ただ優しいのとは違う表情がある。 このお話が、淡々と流れつつも、読者をひきつけるのは、 二人の間、そしてこの作品世界に流れる空気が、 とても心地よいものだからだ。 それでいて、それぞれに違う地平を生きているところも 切ないけれどいい。 この空気を映像で表現するのって、 とても難しいだろうなぁと思う。 ローサちゃんと同じ年代だったら、やっぱり蒼井優ちゃんがいいし、 田村さんは、もう少し若ければ阿部寛がいい。 もうちょっと若くなければ長瀬智也とか。 何にせよ、来年の公開が少し楽しみです。
by lv_yuuchan_vl
| 2007-10-25 23:22
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