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しばらく前から目をつけていた本を先日買った。
柳田邦男『言葉の力、生きる力』新潮社 2002 『犠牲(サクリファイス)』で知られる柳田邦男さんのエッセイ集です。 彼の言葉は心に染みる。 この中に、「2.5人称の視点」という節がある。 神戸の連続児童殺傷事件の加害者少年の裁判官が、 被害者の家族に法廷で心情を述べさせなかったことが「間違いだった」と、 テレビで当時を振り返って述べている姿を見て、 柳田氏は「専門化社会のブラックホール」をそこに感じている。 いろんな分野で、高度に専門化が進んだために、 「生身の人間や現実の社会の動向を直視して 自らの視点の是非を検証しようとする姿勢」が失われがちだと言う。 それらは乾ききった見方だと言う。 そして、「2.5人称の視点」を提唱する。 二人称は、肉親や恋人同士のように「あなた」と呼び合える関係のこと。専門家が被害者や病人や弱者に対し、その家族の身になって心を寄り添わせるなら、何をなすべきかについて見えてくるものがあるはずだ。しかし、完全に二人称の立場になってしまったのでは、冷静で客観的・合理的な判断をできなくなるおそれがある。そこで、二人称の立場に寄り添いつつも、専門家としての客観的な視点も失わないように努める。それが、潤いのある「二・五人称の視点」なのだ。 これだこれだこれだっ!と思った。 私が、私の教育実践学について以前述べたことは、ここに通じる。 私が目指すべきものは、この「2.5人称の視点」ではなかったか。 「臨床」という言葉の意味も、本当はこういうことなんじゃないんだろうか。 久しぶりにぴんとくる言葉に出会ったような気がする。
by lv_yuuchan_vl
| 2005-05-28 18:08
| 本のこと
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