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決して自分が一番正しく望ましい考えをしていると思っていたわけではないけれど、
去年はちょっとそういうところがあったような気もする。 民間の企業であり、利益をあげなければならないと頭でわかってはいても、 どこかで、売り上げ至上主義を否定し、蔑んでさえいたように思う。 そういう潔癖さが私にはあった。 けれども、彼らには彼らの正義がやはりある。 売れるのを重視するということが、 必ずしも教育的なあたたかみを排除しているわけではないんだということ。 私はいい本を残していきたいと思う。 たとえ売れなくても、 教育において大切にしたいことがきちんと残されていくこと、 その尊さを、編集によって表現していきたかった。 売れないのは読者の眼がおかしいとさえ、思っていた。 でも、出版の世界っていうのは、 「売れないのは読者の眼がおかしい」という事態がありえない世界なんだと思う。 売れないものは、やはり求められているものとは違うということなんだ。 完全にずるがしこい、売り上げ至上主義者ももちろんいる。 でもそういう人も、会社っていう組織には必要なんだなとも思う。 それとはちょっと違う売り上げ至上主義者もいる。 彼らは、「売れるのはニーズがあるということ」だと言う。 読者にとって必要な本をつくることが大切なんだと言う。 読者にとって必要な本は、読者が決めることで、 だから、売り上げが大事なんだと。 本当に、そうだなと思う。 売れる本をつくることの正義はそこにあるんだと思う。 1年目の潔癖を越えて、 やっと、その正義を解るようになってきた。 やっぱり私も、必要とされる本をつくっていきたい。 自分の信じるいい本がたくさん売れてくれたらそれはうれしいけれど、 でも違和感がありながらも作った本が売れるということは、 必要とされている本をつくったっていうことだから、 それはそれで、とても喜ばしいことなんだと思う。 私は先日、初めて原稿を読んで泣きました。 単純に、いい文章だったから感動して泣きました。 時間はあまりなかったんだけれど、 その本、とても手をかけて、 必要とされる、いい本になるよう尽くしました。 その本が今売れてくれていて、 まだ感想は届いていないんだけれど、 大切にされる本になっていたらいいなと思います。 残る本ではないのかもしれない。 けれど、売れる本、必要とされる本をつくるということの意味が、 実感できる本でした。
by lv_yuuchan_vl
| 2006-07-02 00:03
| 出版人生活
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