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はかま姿の女学生を見ると、
はいからさんが通る を思い出す。 卒業シーズンですねぇ・・・。 なんか、夢と希望にもえて嬉しいような、 でも、不安いっぱいで寂しいような。 それまで見ていた「何か」から、 違う「何か」に目を向けるということは、 そういうことなんだろう。 ますこさまの告辞は、あまりに素晴らしく、 本当に感動した。 思えば学部の卒業式のときも、 彼女は私たちに 「いってらっしゃい」と言った。 そして今日もまた「いってらっしゃい」 そう。 私たちは新しい扉をあけて、 まぶしい光の中に飛び込もうとしているのよね。 決して暗闇なんかじゃなく、 あったかくて、明るい空間へと、 飛び立とうとしているのよね。 彼女は、三つのことを考えてくださいと言った。 ①自分にとっての自分の研究の意味 ②その研究領域にとっての自分の研究の意味 ③人々や社会にとっての自分の研究の意味 うむむむむ、かなりうなった。 彼女はまた、こうも言った。 「研究は、研究のための研究になってはいけない。」 私の研究は、私にとって、 そしてこの領域にとって、 さらに社会にとって、 どんな意味があったんだろうか? 修論は、私の出発点としての意味があったと、先日書いた記憶がある。 そう、私にとって、自分のこれまでの研究は、 これからの課題を見出すための一歩としてとても意味のあるものだった。 では研究領域にとっては? 私は、新しい試みをしたつもりでいる。 大きな貢献ではないけれど、 それこそ新たな扉の鍵をあけるぐらいの力にはなれる気がする。 社会にとって・・・ 三番目のお話のとき、 彼女は、合理的になることの問題について述べた。 「役に立てばいい、役に立たないものはいらないってものでもない」と。 そうそうそうそう 本当にそうだと思います。 人々・社会にとっての研究の意味って何だろうなぁ。 研究会でも、この類の質問を受けた。 「あなたはこの研究で、どう貢献できると思う?」と。 私は、 直接的には何も貢献できないけれど、 この研究によって一人でも多くの人に研究対象を知ってもらいたくて、 その研究対象の言葉を支えに実践をしてもらえたらいいと思って研究した、 と言った。 今の私には、 きっと、これ以上のことはできないだろう。 でも、 人々や社会を動かしたり、劇的に変えたりする研究は、 それだけの責任も負っているんだと思うし、 私はそれだけが研究の全てだとは思っていないもん。 ソフトバンクの孫社長は、 「世界のどこかの女の子がにこっと笑ってくれる、そのお手伝いができれば」 というような仕事観を言っていた。 私にとっての③の研究の意味も、そういうことでいいように思うんだ。 誰かが癒されたり、楽になったり、笑ったりする、 そのきっかけを作れたら、 それだけで、大きな意味があると思う。 本当に本当に小さな小さなことであっても、 確実に進んでいるんだと思う。 6年間、研究を続けたなんてすごいね、と言われる。 でも、すごいのは私ではないのです。 本当にすごいのは父母だ。 6年間、高等教育を受けさせてくれてありがとう。 さっきの合理性の話になっちゃうかもだけど、 ほんとに役に立たなそうな、くだらなそうな、 抽象論ばっかりな、頭でっかちな、研究。 父母にとってはそんな研究だったはずなのに、 それでも私の研究したいという気持ちをくんで、 6年間も大学にいさせてくれた。 具体的なお金の話を露骨にすると、 学費・入学金その他全て含めて・・・約1500万円ですよ。 本当に、本当に、感謝のしようがありません。 そんなにお金をかけてくれたのに、 たぶん私の研究は、さっき言った以上の社会的意味を持たない。 そんだけのお金をかけただけの貢献もおそらくしない。 でもね。 もし、父母にとって、 私の幸福がお金にかえられないぐらい大事なものなのだとしたら、 それは本当に、本当に、叶っていると思う。 私は幸せだもん。 それこそ私にとって、お金にかえられないほど大切な6年間。 友達もできた。 たくさんの恋もした。 いい先生たちに出会った。 いい会社、仕事に出会った。 そして、 研究という営みを自分が大好きであることを知った。 この6年間は、きっと人生の肥やしとして、 これからのいろんな局面で、私を救ってくれるだろう。 もしかしたら、人をも救えるかもしれない。 お父さん、お母さん、本当にありがとう。 父母、大学、それと私のこれまでの人生にむかって言います。 いってきます!
by lv_yuuchan_vl
| 2005-03-24 00:51
| 研究生活
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